・事業についての家族の合意は得られていますか
家族や友人の同意や理解は欠かせません。味方につければ力にもなってくれることもありますし、これを欠いた状態で始めることはかなりの重圧にもなります。最初にして最大の条件といっても過言でありません。
・円満な退職ができますか
できることなら前職のキャリアをそのまま生かせることが理想ですが、そうでなくても社内社外を問わずそこで培った人間関係は貴重な財産となります。間違ってもトラブルを起こしての退職は避けましょう。
・自己資金は十分ですか
何事にも資金は欠かせませんが、融資を申し込むにしても事業に必要な資金の半分程度は必要ですので、そのくらいは最低でも用意しておきたいものです。
・業務の知識・キャリアは万全ですか
融資を申し込む場合には確実に問われる部分です。経験の有無は事業展開するうえでも大きな差が出てくることでしょう。業種によっては必要な資格や技能を保有することが条件ともなります。
・経営・経理についての知識は十分ですか
経営者となるからには、経営とくに経理を中心とした数字には強くなくてはいけません。財務諸表や経営分析くらいは把握できるように、十分に準備しておきましょう。
・困難に屈しない熱意がありますか
万全の準備で臨んでも、必ずや何らかの困難は待ち構えています。日頃からの探究心や行動力はいざというときにものをいいます。
・謙虚さと冷静な判断力を持ち合わせていますか
経営者として、一人の人間としてつねに他人の意見に耳を傾ける姿勢や感謝の心を持ち合わせることは大切です。感情に流されない冷静さとともに人間形成も行っておきましょう。
・柔軟な発想や対応ができますか
信念を貫くことも大切ですが、揺れ動く現代社会の中で世の中の動きには敏感でなければ対応できないこともあります。マンネリ化は流通の世界では「飽き」の原因ともなります。
・体力・健康状態は万全ですか
体は資本ですし、気力がいかに充実していても健康管理が不十分では事業に大きな支障をきたします。無理をして体調を損ねないようにしましょう。
・仕事以外の人脈や情報収集にぬかりはありませんか
仕事の幅を持たせる意味合いと、仕事を通じた日常生活に余裕を持たせるうえでもこうした要素は大切です。意外なアイデアに発展することもありますので侮れません。
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